Multimedia Recording Playback Research (マルチメディア 録音再生 研究)のページ
マルチメディア録再生の真実  ほんとに 使えるマルチメディア

無知との遭遇  と 最適量子化標本化 (Optimal quantization sampling)

量子化標本化の最適化 (Optimization of quantization sampling )』


●音響信号再生について ユーザーのための 量子化標本化の最適化を考てみる。

可聴帯域およびその帯域の量子化雑音はΔΣ変調などの回路テクニックで変更できるため
設計者は 量子化bit数 標本化(サンプリング周波数)を任意の最適値に変更可能である。

人間の聴覚 視覚には限界がある。
こうもりや犬のように聴覚がすぐれているわけではない、信号に位相 振幅とともに検知される範囲があるのは事実である。

日本のAV機器メーカーは こうもりに音を聴かせるのか?
必要以上の帯域広大のため最適量子化標本化を無視して 製品を作る行為は 販売収益を上げるための手法にすぎない
また不要なフォーマット拡充にともない ついでにコピーされにくくして ソフトの販売収益を保護できると考えているのが実態である。
また量子化、標本化の値を変えることにより あたかも高音質になったかのよううな・・・うそがまかりとおるのが製品販売商売手法となっている。

AD・DA変換技術 各種のAD/DA変換方式, は ΔΣ変調のノイズシェーピングの特性(市場で見つけた特性計算例)やAD回路DA回路  パルスアンプ回路 そのものの出来により 後段の電力増幅回路や スピーカーが影響を受け音が変わるのである。

耳までの信号伝達経路(OSS)をたどってみれば   増幅機器部分やデジタル信号処理回路部分(DSP)にくらべ はるかにスピーカーそのものが S/N や線形性が悪い部分である。
音響信号(音波)に変換されるさいに 大きく劣化する部分がスピーカーであり その駆動回路である電力増幅機器との関係で決まるのがわかる。
そのためΔΣのノイズシェーピングノイズの影響で S/N や線形性が変わる可能性が推定できる。音はたしかに変わるのだ。
スピーカーのS/N や線形性を考慮せず DAの音が変わると言い評価する おかしな人が多い。
LSIメーカーはスピーカーの物理特性を考慮してないし 設計もしたことがない 木を見て森を見ない人たちである。
スピーカーは低性能の S/N や線形性を有するはずでありそのことは十分考慮されていない。
スピーカーの特性を Q(量子化器)などと置き換えて考えて SIMLINK でスピーカーをブロック化してシュミレーションしてみればおかしいことが理解出来るはずである。
本来最低でも スピーカーのSIMLINKモデル作成し トータルでモデルシュミレーションが必要なはずである。
しかしそこを言って 検証しても AV機器メーカーは商売にならない。
スピーカーは未だに多くのパッシブネットワークが組み込まれており信号劣化がはげしい。
本来イコライザーやフィルターなどのネットワークは電力増幅段の後にいれるべきではない、小信号増幅器のところに入れるべきである。
電力増幅してからフィルターで不要帯域をとるのはナンセンスである。
信号ノイズやいらない帯域信号を電力増幅してから フィルターで減衰させるという 根本的な無駄を行なってしまうからである。
AV機器メーカーは 音が変わるために 昔のアナログのように音質変化の楽しみが増えるので商売になる。
信号品質や音がよくなってるわけではない あくまで変化するだけなのだ。
そのようなわけで、非最適化量子化標本化フォーマットでありながら SACD や fs=192KHzのサンプリング 量子化24bit のPCM 記録がすばらしいとか言われ、AV機器商売の金儲けの ねたになる。
良識ある電気音響振動工学や回路設計の技術者ならば明白であろうが、メーカーの技術者はただのサラリーマンであり収益が優先する。(コスト納期儲け優先)
売れれば経済的には不況なのでいいことだが、耳や製品の形だけをたよりに買ってくれるユーザーと無知との遭遇ハイレゾ音源コンポとの遭遇が行われる。

日本のAVセットメーカーが SACD や fs=192KHzのサンプリング 量子化24bit のPCM 記録を要求すると  各種デバイスメーカーや半導体商社が LSIモデルチェンジの仕事が増えるのでその経済効果を利用し便乗商法となって儲かるのでよろこぶ。
オーディオ雑誌 評論家も便乗する。
まっとうに考えれば 量子化 24bit  サンプリング周波数 96KHz ぐらいが良識のある技術者のやることである。
もちろんそのほうが デジタルミキサーによるデジタル信号処理もしやすいし、ノイズもまきちらさず、コストにもやさしい方法なのは言うまでもない。

業務用途や研究目的で音響信号を記録するために ADコンバーターがΔΣ変調とオーバーサンプリングデジタルフィルター技術を駆使して
とりあえず 音響信号を後で加工することを考え 1bit量子化 して記録しておくことは ありえる手法である。
しかし それをそのまま 1bit量子化 で配布するのはまったくの ナンセンスである。
ノイズシエェーピングにより増幅された量子化雑音をいっしょに配布することになり無駄な記録容量を使う 馬鹿配布方式と言うことは間違いない。
PCにおいてはハイディフィニッションオーディオ規格(high-definition-audio-specification.pdf)
がインテルにより決められており 準拠したLSIとソフトドライバーが他社多数製品が製造されている。
これらはPCM 量子化 24bit  サンプリング周波数 96KHz 十分超える仕様となっているので十分である。
2CH信号なら DVDビデオの音響フォーマット(量子化 24bit  サンプリング周波数 96KHz)で十分と言うことになる。
良識ある賢者ユーザーには安物ブルーレイディスクコンパチ機器で十分であり、音声デジタル信号はぬけるはずだ。
(ただし内臓DA回路は品質が悪いので使わないのがいい)

2000年以降 CDを開発した良識のある日本のメーカー(技術者)は今はもういないと考えたほうが妥当性がある。
SACDは Lカセット SVHS などの負け組みのフォーマットである。

これはデフレ経済でも 財務省官僚は給料が下がらないので お得と言うことに類似している。
ほんとはまずいかもしれないけど 自分がおとくならまあいいや・・・・・と言うことに酔っている。
設計技術者は ほんとはまずいかもしれないけど 自分がおとくならまあいいや・・・・・と言うことに酔っているのが実態である。
オーディオ雑誌の評論を信ずるのは 民主党を信じる無知との遭遇に似ている。

●画像信号再生について ユーザーのための最適化を考てみる。

笑えない 4K2Kテレビ  100インチ以下では近接して見ないかぎり 差がわかりません。

画面に対してどれだけ近接して見るか?画面の大きさは?

以上の2要素でかわってくるわけで 単に4K2Kにしても多くの製品使用ユーザーには意味ない。

製品作れる技術と 科学的に使用して意味ある技術は別物である。

むしろPCで近接して見る 高画像品質コンテンツに威力を発揮する。

画像も音声と同じ状況と言えそうだ。

製品の形だけをたよりに買ってくれる無知との遭遇が行われるのだろうか。